ネットワーク

NAT GatewayとVPCエンドポイントの使い分け|プライベートサブネットからの通信

セキュリティのため EC2 をプライベートサブネットに置くと、今度は「OSのアップデートをダウンロードしたい」「S3 にファイルを保存したい」といった外向きの通信をどう通すかが問題になります。答えは NAT Gateway と VPC エンドポイントの使い分けです。

プライベートサブネットからの通信の構成図
図:プライベートサブネットからの通信(タップで拡大)
▶ この構成をサンドボックスで開く 動かして・CloudFormation に書き出せます

NAT Gateway:外向き専用の出口

よくあるひっかけ:NAT Gateway を1つの AZ にだけ置くと、その AZ の障害で全 AZ のプライベートサブネットが外に出られなくなります。「高可用性」とあれば AZ ごとに NAT Gateway です。

VPC エンドポイント:AWS サービスへの近道

S3 や DynamoDB など AWS のサービスにアクセスするだけなら、インターネットを経由する必要はありません。VPC エンドポイントを使うと、AWS のネットワーク内だけでサービスに到達できます。

ゲートウェイ型インターフェイス型(PrivateLink)
対象S3 と DynamoDB のみ多くの AWS サービス(SQS、Secrets Manager など)
仕組みルートテーブルにルートを追加サブネットに ENI(プライベートIP)を作成
料金無料時間課金 + データ量
オンプレからの利用不可可(VPN / Direct Connect 経由)
試験のコツ:「EC2 から S3 への大量転送で NAT Gateway の料金が高い」→ S3 のゲートウェイ型エンドポイントを追加する、が定番の正解です。通信がインターネットを経由しなくなり、NAT の処理料金もかかりません。

関連して出るもの

理解度チェック:プライベートサブネットの Lambda から Secrets Manager を呼びたい。インターネットには出したくない。どうする?

Secrets Manager のインターフェイス型 VPC エンドポイントを作成する。Secrets Manager はゲートウェイ型の対象ではない点に注意です。

まとめ

読んだら、手を動かして覚えよう

ArchiCraft は、AWS サービスをドラッグ&ドロップで組み立てて解く資格対策アプリです。SAA・SAP の問題を構成図で解いて、採点と解説で理解を固められます。